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さつき人生相談

case2 認知症の父

質問

同居の父は86歳。体はしっかりしており、車を運転して外出していますが、最近認知症が出てきたようです。傷つけずに自覚させるにはどうしたらよいでしょうか?

回答

実は、私の実家の両親も86歳と82歳で、要介護4と2なのです。

「2」の母の方は、2〜3年前から認知症で「脳の画像検査」の結果を、医師の方に見せていただきながら、病状を丁寧にご説明いただきました。

はじめはショックではありましたが、「脳のこの部分に血栓があり、収縮もしているので、こうなっている」と、淡々と冷静に説明してもらううちに、子としての覚悟ができたし、若干でも症状を緩和させたり、進行を遅めることはできると聞くうちに、少しは心も安らいだという経験をしています。

まず、あなたの86歳にも関わらず「車を運転して外出できる」ほどお元気なお父様が、なぜ、認知症なのではないか、と周囲に思われるようになったのか?です。 もの忘れが激しくなった、という程度であれば、お父様のご性格にもよりますが、家族が会話の中で、最近やったこと、行った場所、人の名前などを、どの位覚えているか?ご本人にわかるような会話をして「お父さん、ちょっと忘れっぽくなってるわよ」という部分から入っていくのも、いいのではないでしょうか。

お父様が普段から身体に気を遣われ、医者や人間ドックに行くことに抵抗がない方なら、お年寄りとの対話に慣れたメンタルケアもできるお医者さんを探して、認知症のテストもしていただき、その結果を丁寧にご本人に説明し、治療法や日常生活上、どこに気をつけたらいいか、特に車の運転はもう避けた方がいいなら、それもお医者さんから注意してもらうのがいいでしょう。

ご本人が画像検査までご覧になる方もおられるようです。75歳以上のお年寄りが、1300万人もいらっしゃる今の日本で、認知症は、よくあるフツーの、老化に伴い、発生しがちな“病気”であり、恥ずかしいことでもなんでもありません。

生真面目な方、ご自分の能力、知力に現役時代、自信のあった方ほど、認知症をお認めになりたがらず、ご家族としても、具体的な対応をしてあげられないうちに病状が進んで、家族や周囲に攻撃的になる、徘徊するなどの症状がひどくなり、ついに夜中に救急車を呼ぶ事態になった不幸な例が多々ある、と知人の在宅介護専門医から聞いています。 早めに診断を受ければアリセプト他、症状が緩和されたり、対人関係が改善する治療法があるのです。

勇気をもって、踏み出してください!

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